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ばっけ(ふきのとう) - 2005年04月15日

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 ふきのとうです、というには育っちきってますが…。自家製マクロレンズで寄ってみました。
このへんでは、ふきのとうのことを「ばっけ」と言います。最近知りました(笑)。しかも「ふきのとうのことを『ばっけ』というこのへん」はけっこう広くて、ほぼ東北地方全域から北海道の一部まで。
 お隣、秋田県の「県の花」でもありますな、ばっけ。



 ばっけの由来・語源について、ちょっとインターネットに聞いてみたところ、「なんで?」と思っている人が多い割に「アイヌ語が語源か?」とかあやふやな記述が多いので、結構これが決定打じゃないかな、というのを引用してみます。

 バケッチョは共通語の「ふきのとう」のこと、小砂子では四十歳以上の人は皆バケッチョを使っているという。分類方言辞典には十四の異名がのっているが、バケッチョはないので、ごく狭い地域に分布する方言に違いない。「ちいさごのことば」によれば、バケッチョは小砂子以外に道南の大野、乙部の二地点、青森では西津軽郡、北津軽郡、三戸郡の三地点にあった。また類似のものとしてバッケが知内、八雲にあり、青森県ではバッケ、バケッコ、バゲなどが各地にあった。この冊子にはないが、東北各地にはバッカイがあり、道内各地にもあるし、「松前方言考」にも載っているので、バッカイ→バッキャ→バッケと変化し、バケッチョも派生し、青森から道南に渡って来たものであろう。道南各地がほとんどフキノトーになっている中で、小砂子にはバケッチョやバッケサク、ババノバッケなどが使われているのは興味深い。
(石垣福雄「北海道の方言紀行」北海道新聞社,1990 より「上ノ国町小砂子・バケッチョとガムシ」)

 ちなみに、この引用を見つけたのは「おたるの図書館」ホームページの「レファレンスBBS」内のあらやさんの記述です。

 季節は、しずしずと移ろいの歩を進めておりますな。おまけに、もういっこ。スイセンの芽かな、これ?

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投稿者 吟 : 2005年04月15日 20:47


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コメント

ばっけの天ぷらも旨い。
天ぷらはカラッと揚げれば何でも旨いが。

投稿者 sannoji : 2005年04月15日 22:49

そうなんだよね。
でも、このへん(旧鰺ヶ沢地区、海べりのほう)の人あんま食わない。よって、こんなに育つ。山のほうの人(中村地区)の人とか来ると、なぜに食わないと呟くことしきり。

投稿者 吟 : 2005年04月15日 23:09

ばっけは、つぼみを天ぷらにして食うんでしょ?
こっちの人はあんまり食わないよね。
苦いからかな。

うちでは、20cmぐらいに伸びたばっけの茎を食います。
味も食感もフキとまったく同じ。

でも敷地の近辺に生えたばっけは徹底的に除去します。
夏、大量のフキが生えるから。

投稿者 神様 : 2005年04月15日 23:25

大量のフキがはえたら、それを食うというチョイスはナシですか?

投稿者 吟 : 2005年04月16日 20:27

みんなつぼみを食うみたいだが
うちは若芽を食う。
タラの芽もそう。
あんな堅くて締まったつぼみの塊りを食って旨いか?
若芽をパリっといただくのが旨い。

投稿者 sannoji : 2005年04月17日 04:05

仙台あたりだと「バッケ味噌」というのがメジャーらしいが、このへんだと、そういうチョイスはナシですか?w

投稿者 吟 : 2005年04月17日 21:42

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