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五所川原の件で鰺ヶ沢を考えてしまった話 - 2007年09月04日
本日付けの地元紙では、近隣である五所川原市が、事業8割の休廃止を検討しているという報道が流れました。今回は、この件を軸にして、あれやこれやと考えて見たいと思います。 前提としての情報を確認・共有する意味で、平成19年9月4日付けの東奥日報の記事にリンクを張ると同時に、元記事消滅によるリンク切れを回避する意味で、記事を引用しておきます。 2007年9月4日(火) 東奥日報 ニュース 最終結論ではないとはいえ、かなり割り切った考え方を示したなぁ、というのが、この記事を読んでの素直な第一印象です。また、状況がまったく同じということではありませんが、鰺ヶ沢町においても極めて似通った手法の採用が進行中ですので、興味深いところもあります。 さて、以降では、思いつくままにつらつらと書きますが、誤解や認識不足はあろうかとおもいますので、その際はコメントなどで突っ込みいれていただければ幸いです。 分類の手法について ただし、目下の個人的な意見としては、この作業から導き出されたものは機械的な分類でしかなく…オレ的には、これを「引き算的発想」と言うのですが…。家計で例えるならば、あれもこれも切り詰めよう、生きる為の最低限の出費以外は押さえようという発想に近いんじゃないかと。でも、ふつうの感覚では、こういう家計の危機の場合は「バイトしよう」とか「転職しよう」っていう「足し算的発想」のほうがアリですよね。 引き算的な発想しかない状態は、いわばひとつの極論なわけで、それをババーンと出してきた五所川原のやり方が、素直に驚きなわけです。まずは最低ラインからスタートして、これに色々つけたし(骨抜き?)されていくことを織り込み済みなのかなぁ…っていうのは、うがちすぎな見方かもしれないですけど(^^;) 何を目指しているのか? 財政再建!財政再建!って血眼になってるうちに、根っこを見失ってしまうようなことだけはいかんと。 ↑これは、今回の五所川原のことを言っているわけではないんですが、仕分けをババーンとだしてきたところが、「なによりも財政再建」みたいなんで、ちょっと心配ではあります…老婆心みたいなもんですが(^^;) 何を目指しての行革なのかってのは、鰺ヶ沢町行政改革推進委員会でも問題提起されているものの、まだ結論には至っていません。というか、結論まずありきのスタンスに陥ることは避けようよって展開になっています。いろんな視点があると思うんです。行政マンとしての視点、議会としての視点、住民としての視点。役場職員だって議員だって首長だって結局は町民なわけで、これらの立場が交錯した、うすぼんやりした濃度の色分けの中に複数の目標が埋まってて、落しどころを探していく感じになっていくのかなぁ…。 ところで、五所川原の「行政改革推進本部」っていうのは、役場内のプロジェクトチームなのかな、それとも鰺ヶ沢の行政改革推進委員会みたく、住民主体の組織なのかな…ちょっと調べてみたけれどそれはよくわかりませなんだ。まあ、前者ってことはないかぁ…その場合は自己(内部)評価してることにしかならないもんなぁ。 投稿者 吟 : 2007年09月04日 21:35 トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: コメントコメントしてください検索 |
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