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職人の現場 - 2006年07月06日

ここ二日ほど、我が家のガレージが畳屋さんになっております。

060706-1.jpg
(Panasonic DMC-FZ20 w/RAYNOX DCR-730 + Raynox RT5264P)

畳職人だったうちの親父さんが、自力で自宅の畳の表替えを開始した模様。



畳ってのは、新しくするのに3つの手法があります。

ひとつは「裏返し」。これは現在つかっている畳をばらして表層部(畳表:ゴザっぽい部分)だけを表裏逆にして見た目を新しくする方法。大体、製造後2-3年くらいで比較的痛みの少ない畳に有効。

次が「表替え」。これは、畳表だけを新品にする方法。畳床(中身)が痛んでいない4-5年くらいの畳なら有効。

最後が「新畳」。これは、まったく完全に新しい畳を製造して交換してしまうこと。

まあ、そもそもリサイクル前提産業だったわけです。畳。
なので、「裏返し」や「「表替え」であれば、客先に出向いてその庭先で腕振るってた時代があるわけですよ畳職人。

これが、旅する畳職人(?)の道具。台とかは分解可能な構造。
060706-2.jpg
(Panasonic DMC-FZ20 w/RAYNOX DCR-730 + Raynox RT5264P)

でも、現代ではこういうことしない。
失われつつある手仕事の技術といえる。

投稿者 吟 : 2006年07月06日 21:37


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コメント

昨年、今住んでいる賃貸マンションも10年目を迎え、大家に畳と襖を替えてくれと交渉したら、折半で畳と襖替えが成立しました。

畳(6畳)は、朝取りに来て夕方には張り替えたのを持ってきてくれた。
昔に比べれば畳は少なくなったかもしれないけど、今でもかなり現役って感じがします。
失われつつあるって事でもないのでは?

投稿者 バギンズ : 2006年07月07日 00:56

いやいや。
客の目の前でやる、手仕事としての技術が失われているというこつ。
なんで、持って帰るのかといえば、つまるところ機械でやる仕事になっちゃってるわけで。機械をもってあるけないから畳を持って歩くという構造変化がおきたわけです。

むろん、その分早く処理できるようになってるんだけどね。

投稿者 吟 : 2006年07月07日 01:24

ハイ、質問です。

Q1
吟父殿の技術&仕事の下で、いっちょまえに人前に出せる畳を作れるようになるまでにはどれくらいの修行が必要ですか?

投稿者 moral : 2006年07月07日 08:59

5-7年だ、といっておりますた。

投稿者 吟 : 2006年07月07日 11:56

吟やろうよw
失われつつある手仕事の技術を、伝統を継承するのだ!

投稿者 moral : 2006年07月07日 16:06

オレ、こういう場所いくと鼻むずむずしてくんだw;

投稿者 吟 : 2006年07月07日 18:16

機械なのか...ロボ畳職人...

投稿者 バギンズ : 2006年07月08日 01:19

これとか、かなり、ロボだよ。

http://www.kyokuto-sanki.co.jp/products/pro-400.htm

投稿者 吟 : 2006年07月08日 08:50

うひょ、機械だ
無いよりマシナリー

投稿者 sannoji : 2006年07月10日 17:47

メカトロまにあ?

投稿者 吟 : 2006年07月10日 21:58

元本業やがな~

投稿者 sannoji : 2006年07月11日 08:02

それにしても反応良すぎw

投稿者 吟 : 2006年07月11日 09:46

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