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既存スキーム崩壊しまくり - 2008年12月10日

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「早期健全化団体転落へ」って見出しの記事が、本日付の東奥日報2面に踊ってますが、9月19日に公開されている「鰺ヶ沢町の健全化判断比率等について」という資料の「指標の基準と鰺ヶ沢町の健全化判断比率・資金不足比率について」ですでにその可能性を示唆する数字が公表されてましたので、今そういうこと議会でとりあげられてるっていうのがなんかちょっと背中がむずむずしてます、そんな夜、皆様いかがお過ごしでしょう。

でも、ま、今回の一般質問とか傍聴に行ってないので、いろいろ突っ込んだ知的スリルとサスペンスあふるる展開があったに違いない!とか思ってみたりもしてて、見にいってみればよかったなと後悔もしております。

てか、やっぱ、こういうことがあるので、インターネット配信してほしいな、議会の様子。音声ストリーミングでいいからさ。

弘前あたりでも似たような要望はあって、300万かかるとかで棚上げになってるみたいですが、そりゃ、この手のシステムは豪華な装備を満載しようとおもえば幾らでもかけられるけど、実用レベルって意味でいいなら、その1/10以下でもきっと楽勝でできるよ?

ま、それはさておき…先の鰺ヶ沢町のページはいろいろ興味深いところを多岐にわたってがんばって説明しようとしているので、文字ばっかだけど、一読することはオススメできるよ。



今回の話を超マトメしてみると…

将来負担比率に関しては、一回軽く落ちるけど、次すぐ浮上

ってことになるかと。

あくまでも将来負担比率だからね…他の三指標、とくに実質赤字比率はカラ財源の累積がどうなるかを注視しなくちゃなんないし、連結実質赤字比率も病院関係の再生プランがどうなるかを注目せんといかんのかも、なのだが。

さて、そんなこんなを睨みつつ、本題(やっと!?w;)

サブ・プライムから始まった一連の問題が、金融不安→雇用不安って感じで地球を巡り巡っていて、まるで資本主義経済システムを飲み込んでいく地殻津波とか岩石蒸気(リンク先YouTube)でもみてるかのようですな。

一事業所において、何十人、何百人とかいうオーダーで雇用の喪失が起こっているのは、すでに色んなメディアで報じられてますが、鰺ヶ沢的な尺度ではそれはひとつの集落が消失していることに等しいわけです。
(実際には鰺ヶ沢にはそういう企業が誘致されておらんので、あくまで比喩ですが)

これまで地方再生の方策のひとつとして考えられていた企業誘致という手法の限界が露呈してしまった感がありますな。弘前の誘致企業で鰺ヶ沢の人が雇用されるという図式も同様に崩壊した感があるし。まあ、グリーンスパン氏をして100年に一度という経済災害でしょうから、めったに無いことだという納得の仕方はないではないですが、つまるところ、足腰のしっかりした地域力というものがあっての企業誘致施策ということなのだろうかしらと、考えさせられる次第でございます。オレが考えさせられたところで、なんちゃもなねんだけどね :P

でもさ~

来春までに、3万人の浮動労働力が生じるっていうのは、逆になにかのチャンスにもなりえそうな気がしなくもないよね。なんか経済システムだけ激動の明治時代をもう一度迎えているかのような?

弱みは最大の強みになるんだそうだよ? by 昨日放送 NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 によるとw;

と、たまに文字だらけのエントリーにしてみるテスト。

投稿者 吟 : 2008年12月10日 23:30


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コメント

将来負担比率に関しては、一回軽く落ちるけど、次すぐ浮上
ってことになるかと・・・そうなんだよね。ところが、転落って派手な見出し、東京の知人から電話がかかって来て「おまえのまち、大丈夫かって?」。

あくまでも将来負担比率だからね…他の三指標、とくに実質赤字比率はカラ財源の累積がどうなるかを注視しなくちゃなんないし、連結実質赤字比率も病院関係の再生プランがどうなるかを注目せんといかんのかも、なのだが・・・いつもながら、的確な分析、恐れ入りやの鬼子母神。

でも、ま、今回の一般質問とか傍聴に行ってないので、いろいろ突っ込んだ知的スリルとサスペンスあふるる展開があったに違いない!・・・議会って土曜ワイド劇場みたいね?

財政健全化法ができて、自治体の財政は結構ガラス張りにはなったけど、健全化団体とか再生団体とか、一般人には、どれがなんなのか、結構、難解だよね。

とはいえ、こんな暗い話題ばっかじゃなく、たまに明るい話題はないものかね。
というより、つくっていかなきゃならないんだよね。吟さん。

投稿者 ぶりこ : 2008年12月11日 08:29

ぶりこさん、

>ところが、転落って派手な見出し、東京の知人から電話がかかって来て「おまえのまち、大丈夫かって?」。

これはオレの個人的な考えなのですが、新聞とかテレビの基本線は、注目を喚起することと、ある程度間違いのない情報伝達のバランス感覚だと思うのです。

いくら世間の耳目を集めることができても間違った情報が伝わっては意味がないです。同様にどんなに正確な情報でも伝えられなければこれまた意味が無いです。

今の鰺ヶ沢に必要なことは、無関心から関心への転換だと思うので、トータルで考えれば良い結果だと思います。逆にそこから先、関心を持ち始めた人に何をどう伝えていくかという作業はマスメディア向けの仕事ではないので、工夫が必要になってくる気がしていますけど。、

投稿者 吟 : 2008年12月11日 09:33

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