" />
 
 


« 大嵐と町政懇話会 | メイン | 運動会・続き(え?) »

地中海の空? - 2008年05月27日

つい先日、刊行された海外小説「封印の島」。

080527-1.jpg

上下巻の構成ですが、この上巻の表紙に使われている空は、実は鰺ヶ沢の空でございます。



というのは、この写真の空部分が使用されているからで。

060406-1.jpg
[2006年04月06日の記事より]

物語の主要な舞台はギリシアのとある島なのですが、この空の雰囲気が、なんというか作品のイメージにマッチしたのだそうで。

地中海的な空というか光の具合みたいな話っていうのは、オレも常々ちょっと気になっていたことがありまして。
それは、この一文にあるのですが…

徳は中庸にあり、地中海は大地の真中にあることを意味する。その沿岸地域の光は、四十五度の角度から物を照らし、強くも弱くもない光で、物体を明確にし、その形状をありのままに見せてくれる最上の光なのだ。(以下略)

[鳥居憲敏:著 アントニオ・ガウディ P28-29(鹿島出版会)]

これは、サグラダ・ファミリアカサ・バトリョカサ・ミラとかで知られるアントニオ・ガウディの言葉ですが、この45度で強くもなく弱くもない光ってぇのが、時々見られるんですわいな、このへん。

この機会に調べて見たらば、鰺ヶ沢の北緯が大体40度。そのまますすーっと地球儀(いや、オレはGoogle Earthでやったけどw;)を西へ西へと進んでいくと、バルセロナにたどりついちゃんだよねぇ、北緯41度でちょっとずれてるけど。(北緯41度だと十三湖のあたりになりますな)

実際のところ太陽光の角度なんて時間でくるくる変わるので、イコールって話じゃないんだけど、地中海と津軽の西海岸とかと、なんか妙な接点をいろいろ妄想してしまう次第。

でもねえ、ギリシアあたりは北緯35度とかなので、実は日本だと東京あたりになるんだよね、うーむ微妙な事実。

冒頭の「封印の島」がどんな話なのかってぇのは、こちらをどぞ。
封印の島(上)
封印の島(下)

投稿者 吟 : 2008年05月27日 21:38


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tmp-gin.ajigasawa.jp/~gin/cgi-bin/tb0804-mt.cgi/1112


コメント

つまりはこれ 吟さん撮影のブツが世に出たってこと?
凄いね!オラも何か手に職つけたいぢゃ!

投稿者 smiryo : 2008年05月28日 04:04

どっちかつーと、この広いインターネットでここのブログエントリのひとつにたどりついた出版社の人(編集さんかデザイナさんか?)がすごいと思いました…。

投稿者 吟 : 2008年05月28日 23:25

スゴッ!!
やっぱり本職は「カメラマン」だったのね

写真、力強いエネルギーを感じます。

投稿者 くりげ : 2008年05月30日 23:29

コメントしてください




保存しますか?



検索